トータルビューティー

痩せるために最初にはじめること

「痩せる」といっても3つの考え方がある。

世の中に「痩せたい」という方は、たくさんいらっしゃいます。でも、ひと言で痩せるといってもダイエットと減量、ボディメイクという3つの考え方があります。自分が痩せるための目的は、この3つの中のどれに該当するのかという点を、まず明確にする必要があります。単純に食べる量を減らす、運動をすると言った カロリーコントロールだけを基準にすると、何のために痩せようとしているかが曖昧になり、ただ体重を減らせば良いという考え方に 陥りがちです。

ダイエットとは、体重を減らすことを目的にするのではなく「正しい食生活を身につけること」。 体のために何を食べたら良いのかということを正確に理解して、食生活を改善していくことが鍵になります。

一方減量は、 体重を減らすといっても「筋肉をできるだけ維持しながら、主に体脂肪を落とすこと」が目的です。たとえ摂取カロリーが消費カロリー以下でも、カロリーの内訳が違うだけで筋肉を著しく落としてしまう可能性があります。筋肉の原料となるたんぱく質は必要量摂取しながらも、主にエネルギーにしかならない糖質などを外から摂るのを減らし、体内の体脂肪を上手くエネルギーに代えられるように栄養のバランスをとる必要があるのです。

ですから、減量は、「ダイエットが成功した次のステップ」として行わなければいけません。正しい食生活が身に付いていないのにいきなり減量をしようとすると、無理に我慢して食べる量を減らすという食事制限に陥ってしまいます。そうなると短期的には結果は出るかもしれませんが、長期的には我慢が続かずリバウンドを繰り返したり、さらに食生活が乱れたりします。

そしてボディメイクは「筋肉を作ったり、スタイルを良くしたりすること」 を目的にするので、どうしてもトレーニングが必要になります。そのためには、逆に食べる量を増やすこともあるので、さらにレベルが高くなります。

運動指導者が断言!ダイエットは運動1割・食事9割【電子書籍】[ 森 拓郎 ]

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感想(16件)

ボディメイクやダイエットを指導している森拓郎さんによると、太ってしまう食生活には
「単純に食べすぎでエネルギー過多」のタイプと
「代謝が悪く摂取したエネルギーを体がうまく処理できなくなっている」タイプの2つあり、

栄養バランスが偏った食事だと代謝に必要な栄養素が揃わないため体が化学反応を起こすことができなくなる、とのこと。
なんとこの場合は、低カロリーのものを食べても体は反応しないので、「栄養不足なのに太ってしまう」のだそうです!はじめこの文章を見た時はなかなかの衝撃でしたが、“「食事」は活動するためのエネルギーを摂取するだけでなく、体の構成要素になる栄養素を摂るということがベースになる”というのはとても分かりやすいですね。

以前勤務していた育毛サロンではダイエットコースの扱いがあったので、お客様の食生活の見直しは大きなテーマでした。ですがこれまでの食生活を見直すことがむずかしい方が圧倒的に多く、思った通りの成果が出ない人もいました。

ダイエット初心者が陥りやすいのは偏った食事制限。確かに体重は一気に落ちるかもしれませんが、ストレスや栄養不足で体に負担を与えるだけなのでお勧めはしません。結局ドカ食いをしてしまいリバウンドするパターンに陥ります。

森拓郎さんは「ダイエットは運動が1割、食事9割」とよく話しているのだそうです。1週間に運動を2回するとして、その間に食事は21回(1日3食×7日)。運動習慣を身に着けることはダイエットにとても大切ですが、食事内容を見直した方が成果が高くなること、“運動とは違い食事は忙しいからといって一切食べるのを止めるわけにはいかない。食事の量を減らすのではなく内容を切り替えるだけで体脂肪を落とすことがダイエットを長続きさせて成功につながる”というのは納得がいきます。

ポイント

①「ダイエット」のために正しい食生活を身に付ける。

②「減量」のために筋肉をできるだけ維持しながら主に体脂肪を落とす。
(減量はダイエットが成功した次のステップ、)

③「ボディメイク」のために筋肉をつけるためにトレーニングや食事量を増やす。
(体型コントロールは正しい食生活が習慣化したあとに行う)

正しい食生活を身に付けるのはダイエットだけでなく健康を保つ上で必要不可欠。現代社会のメインテーマかもしれませんね。

体を整えるために何を食べればよいのか

ダイエットには効率よく栄誉素を取り入れることが重要。おすすめされているのは高N/Cレート食品。高N/C食品とは食べ物の総カロリーに対してミネラルやビタミンといった栄養素がどれだけ含まれているかを示すもの。森拓郎さんは高N/C食品の和食に使われている食材の総称“マゴワヤサシイ”を推奨しています。

高N/C食品は基本的に横文字の食べ物ではなく、実は昔から日本で食べられているもの。つまり和食です。昔から和食に使われている食材を総称して“マゴワヤサシイ”食品と呼ばれています。「マ」は豆類、「ゴ」はゴマなどの種子類、「ワ」はワカメなどの海藻類、「ヤ」は緑黄色野菜、「サ」は小型の魚、「シ」はシイタケなどのきのこ類、「イ」がイモ類です。これらを主菜、副菜にして、同じく高N/Cレートの玄米と味噌汁をプラスすると、ミネラルやビタミンを豊富に摂れる効率の良い食事になります。
ちなみに、ダイエットでは、飲酒や間食を一切してはいけないわけではありません。何が必要で、何が無駄なのかということを判断できるようになれば、栄養のバランスが偏ることは無くなります。少し食事のバランスが悪いと感じたときは、スーパーフードなどで補ってあげると良いでしょう。スーパーフードも高N/Cレート食品のひとつです。大切なのは、栄養のトータルバランスを保つことなんです。

お勧めスーパーフード ⇒ クビレ バイ ユーグレナ


80歳を迎えた今でも美貌を保っているデヴィ夫人も
「ま」「ご」「わ」「や」「さ」「し」「い」を毎日意識的に取り入れているそうです。

デヴィ夫人は『男性から溺愛される美貌は毎日の食事で作られる。』と言っていて、体現している人には言葉に説得力がありますね。

 

まとめ

・太ってしまう食生活は2つある
ひとつは単純に食べすぎてエネルギー過多タイプ
ひとつは代謝が悪く摂取したエネルギーを体がうまく処理できなくなっているタイプ
・ダイエットは正しい食生活を身に付けることからはじめる
・正しい食生活を身に付けてから主に体脂肪を落とす減量にステップアップする
・正しい食生活をベースにボディメイクをしていく
・ダイエットは運動1割、食事9割
・和食はバランスの良いダイエット食
・高N/Cレート食品のマゴワヤサシイ+玄米と味噌汁を積極的に取り入れる
・栄養が偏っている時はスーパーフードで栄養のトータルバランスを保つ
・溺愛される美貌は毎日の食事で作られる
・継続は力なり

様々なメソッドがありますが自分に合うもので何より継続できる事が重要です。
おうち時間が増えた今、食事内容を見直す機会にしても良いですね!