発毛と育毛サロンの美容師だった頃,35歳を過ぎた女性からの髪質のお悩み相談内容トップ5は
①以前に比べて髪が細くなった・抜け毛が多い
➁毛先のパサつきやクセ毛が増えた
③白髪が増えて気になる
④髪のボリュームが減った(ぺたんこ髪・薄毛)
⑤乾燥によるかゆみ
でした。
育毛サロンではヘアカラーやパーマなどの化学成分で頭皮に刺激を与えるものはなるべく控えることを推奨していました。
「でも、パーマかけないとボリュームが出ないの」
「白髪染めをしないと老けて見えるからどうしても染めたい」
という意見が多く、オシャレを楽しみたい気持ちはよく分かります。
なので、そんな方にはヘナカラーをお勧めしていました。
ヘナって何?
ヘナはインドの伝承医学アーユルヴェーダで薬草として伝えられてきたハーブ。
本場のインドではヘアケアとしてはもちろん、結婚式などの祝い事で手や足にメヘンディアートを施すことで知られています。
ヘナは植物なので頭皮にも体にも優しいのが特長で
髪の毛が染まる仕組みは、
髪のたんぱく質とヘナの赤色酵素色素が反応→
髪のキューティクルのすき間から浸透→毛皮質に絡み付く事で髪の毛が染まります。
更にダメージを受けている髪の内部の保水力を高め、毛穴を綺麗にお掃除してくれる天然ヘアマニキュアです。
ヘナには収れん作用があり、組織や血管を引き締める効果も抜群で定期的にヘナを繰り返す事で髪の毛にツヤとコシが出て丈夫になります。


黒髪の場合 髪色にほぼ変化はありませんが、白髪の場合ヘナ単品だとオレンジ色に染まります。
▼before▼根元に白髪が目立ちます。

▼ヘナ単色で染めた状態▼
白髪部分がオレンジに。

ヘナにインディゴ(藍色)を配合すればヘナの赤みを抑える事も出来て
その他にも色素の強いハーブを配合すればアレンジが楽しめます。

▼ヘナ➕インディゴ▼ ヘナで染めた後
翌日インディゴ単色染め
赤味が抑えられ落ち着いた色味になります。

ヘナを知ったきっかけ
私の母はヘナカラー歴15年以上なので、我が家ではホームカラーとしてヘナに慣れ親しんでいます。
元々母は美容室の通常カラーで染めていましたが、彼女は色白で肌が薄くデリケートなので
カラー剤が皮膚刺激となった事がきっかけでヘナと出会い
当時は今ほどヘナがメジャーではなかった為通信販売で取り寄せては自宅で染めていました。
ヘナカラーにしてからは頭皮のかゆみも湿疹も出なくなり、徐々に髪の毛にハリとコシが復活して母は喜んでいました。
その頃私は高校生だったので長期の休みに入る度ブリーチで脱色を繰り返すケミカルなヘアカラーまっさかり。
18歳あたりからヘナの魅力に気付きヘナ時代が到来、しかしまた明るい髪色にしたくなりケミカルカラーに‥を繰り返していましたが現在は科学的なカラーを卒業して自毛を堪能中です。
ヘナカラーを考えるタイミングは人それぞれ
発色やデザイン性を重視したい方はヘアダイ(永久染毛剤)で自身の納得出来るスタイルを追求する方が楽しめると思います。
私も以前は金髪、オレンジ、レッド、アッシュ、マット、3Dカラー etc色味やデザインを楽しんできました。
個人的に満足するまではカラーで個性を満喫して欲しいところです
が、本当の意味で頭皮と毛髪の健康を「本気」で考えようとされる方なら私はヘナを断然お勧めします。
※ヘナでアレルギー反応が出る方もまれにいるのでパッチテストは必ず行ってください※
一般的に販売されているヘナは染まりの仕上がりを良くするために科学染料(ジアミン)を配合している事が多いので頭皮がデリケートな方は皮膚刺激に繋がります。
成分表をしっかり見て天然原料100%か必ず確認してくださいね!
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